周回遅れでClaude Codeを触ったら世界が変わった話
この記事は、2026年になってから初めてClaude Codeを触ったエンジニアの一体験談です。本記事に含まれる内容はあくまで個人の感想です。
今更Claude Codeを触り、見える世界が変わったな、と感じたので記録として残す。
自分は元々、技術大好きですというタイプではなかった。 プログラミングは好きなのだが、「作りたいもの」がないとやる気が出ないタイプだ。 大学時代にプログラミングに熱中できたのは、競プロというネトゲが存在したおかげだった。
エンジニアとして社会人デビューはしたものの、最近は実装寄りの作業が減ってきている。 そんな中、ちょうどClineが登場し、Claude Codeが台頭するなど、周りで目まぐるしい変化が起きた。
先ほども言ったように、自分はツールを使うことを主目的として何か手を動かせる人ではない。 これらの変化に置いていかれるのはすぐだった。 会社の先輩と月一で実施する1on1で、毎回「Claude Code触ってみた?」と聞かれて「いやー、そろそろやろうと思ってるんですけど」って毎回答えていた。 なにせ、入れても作りたいものが特にないのだから。
そんなこんなで変化のない日々を過ごしていたが、2026年の元旦にゲームで連敗して萎えていた時、ふとClaude Codeのことが頭によぎった。 年末年始で時間もあったので、とりあえず触ってみようと思った。 右も左もわからないまま、とりあえずTODOアプリを作ってみることにした。
「作って」と指示を出す。 Claude Codeから質問が来る。 適当に返す。 何やらコードを書き始めた。 「できました」と言われる。 ここまで10分もかかっていない。 開いてみる。 なんかそれっぽい。 UI・デザイン周りはからっきしなので、自分から見た時のクオリティは十分だった。 ようやく、世間が騒いでいた理由がわかった。 これは確かにすごい。 ちなみに作ったのはこれ:
そして何より、会話した内容をそのままレポジトリに記録させることができる、というのが良かった。 個人学習用のレポジトリを作っておいて、質問したことや議論した内容、学んだことを記録できる。
個人的にアウトプットによる学習が重要だと考えているのだが、最近その機会がぐんと減っていた。 Claude Codeなら、対話をしてアウトプットをしながら、その内容をさっとまとめてくれる。 本を読んで思ったことを話せば、その内容を記録してくれる。 湯船に浸かりながらぼんやり考えていたことを話せば、一緒に議論しながら日記として記録してくれる。 自分はObsidianもNotionも使わないので、レポジトリ上にファイルが自動でまとまっていくのはとても楽だし画期的だった。 最初はProプランで契約していたが、使い始めて3日目くらいで利用制限にかかるようになってしまい、そのままMaxプランに格上げした。
しかも、ちょうど自分が始めた時期に、iOSのClaudeアプリからClaude Codeを使えるようになった。これがとてつもなく便利で、移動中の隙間時間にレポジトリの整備ができる。 この手の整備・自動化が好きな自分は、気づくとずっとスマホを開いてskillsを作りこんでいた。 盆栽のことはよくわからないが、まるでデジタル盆栽だな、と思った。 スマホの充電が帰宅時に20%を下回ったのは何年ぶりだろうか。
そんなこんなで気づくとClaude Codeが常に隣にいる生活に染まっていた。 と同時に、自分が周回遅れになっているとも感じた。 自分が何もしなかった間、周りにいるアーリーアダプターはずっと先に進んでいたのだ。 この差はそう簡単に埋められないかもしれないし、この先の進化のスピードによっては些細なものになるかもしれない。 いずれにせよ、一度広がった差を縮めるのは簡単ではない。 出遅れた、と後悔してもいいのかもしれない。
しかし、重要なのは過去ではない。 「出遅れた。じゃあ、これからどうするか」だ。
Claude Codeを触るようになって、これから先何が重要なのか、ということを考えるようになった。 設計が重要だとか、テストが重要だとか、コミュニケーションが重要だとか基礎が重要だとか、いろんな話を耳にする。 考えることは人それぞれだし、どれが正解かは明日になってみないとわからない。間違いないのは、考えることをやめたら自分はその時点で脱落する、ということだ。 色々なところで言われているが、エンジニアは課題を解決することが仕事である。 常に最善手が何か自分で考え、自分で見極めて動かなければならない。
自分は典型的な目的駆動型の人間だ。 技術が好きなアーリーアダプターに、最先端の技術力で勝つことはほぼないだろう。 その代わり、彼らとは違うベクトルで武器になるものを見極め、効率よく用意していく。
答えはまだない。でも、考え続けることはできる。 自分の最大の敵にもなりうるAIをお供にしながら、今日も新しい課題の解決に向けて走り出していく。